「Sanwa iTrex(Instruction Text Relational Enhance XML)」は、さまざまな形式の取説・マニュアル制作を支援する「マニュアル用CMS(コンテンツマネジメントシステム)※」です。
取説・マニュアルのテキスト、画像、イラストを部品化し、効率的に編集・管理できる仕組みを持っているので、「コストダウン」と「品質アップ」の両方を実現できます。
一般にCMSというと、ホームページの編集・管理を支援するシステムを指します。
Sanwa iTrexのメリット
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簡単操作でワンソース・マルチユースを実現し、コストセーブ
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複数モデルの制作を同時進行できるので、大きな工数削減が可能
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変更箇所をPDFで閲覧できるので、校正作業を効率化できます。
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一定以上の品質を担保します
近年の「取説、マニュアル制作」の課題
多機能な機器は取説のページ数が増えて、編集作業の負担が大きい
フルマニュアルの他にクイックスタートマニュアルが必要。
マニュアルの検索性の良さが求められている。
情報検索はスマホが主流になりつつある
PCやタブレットで検索する人もいる。
紙媒体を好む人もいる。
全方位で満足度を高めようとすると、さまざまな形式のマニュアルを準備する必要がある
印刷物のマニュアル
PDFダウンロードタイプのマニュアル
HTMLタイプのマニュアル
コスト増大、編集作業の煩雑さが増大
総合的なコスト低減を実現します
「Sanwa iTrex」の「ワンソース・マルチユース」が解決!
データベースに登録されたテキスト、画像、イラストをPDF形式マニュアル・HTML形式マニュアルにも使用できます。
データベースに登録されたレイアウト情報により、PDF形式マニュアル・HTML形式マニュアルを同時に自動レイアウトできます。
DTPによる取説制作では、複数モデルに対しての修正作業が膨大に発生
DTP同時制作フロー
ベースモデルが完成される前に展開モデルを制作する場合は、展開したモデルに対してそれぞれ編集する必要があります。
展開モデルが増えれば増えるほど修正量が増して、ミスにつながる
iTrex同時制作フロー
一元化されたデータベースにより、どのモデルを修正しても制作中のモデルすべてに同じ変更が反映されます。
展開モデルが増えても修正量が変わらないため、ミスがない
「Sanwa iTrex」は、複数モデルを同時に修正することが可能
テキスト、画像、イラストが共通のデータベースに登録されているので、複数モデルに対して同時に一括変更や削除が可能です。
テキスト変更時に、モデル個別の使い分けにすることもできます。
テキスト、画像、イラストをデータベースに新規登録するときに、複数モデル対して同時に追加が可能です。
複数モデルに渡る修正を一度で行うので、シリーズ全体の編集ミスや編集工数を低減できます。
DTPによる取説制作では、PDFの画像比較機能で変更箇所を確認することが多い
ページの増減があると、変更箇所がわからなくなる
Sanwa iTrexでは変更履歴により、変更箇所のみPDFにマークアップできます。(差分PDF)
テキスト変更、レイアウト変更に絞った差分PDFを出力でき、内校の精度向上や他部署回覧用のPDF作成を効率化できます。
他モデルで変更された箇所は赤色で表示され、修正内容の適否確認をスムーズに行えます。
一般のDTP編集ソフトでは
オペレーターによる成果物データの管理ミスにより、先祖返り(旧データで作業して変更箇所が元に戻ってしまう不良)が発生する可能性があります。
オペレーターのスキルにより、レイアウトに品質差が生じます。
Sanwa iTrexでは
サーバー上での作業になりますので、常時最新化され先祖返りが撤廃されます。
DTPスキルなどの個人スキルに依存することなく、自動レイアウト編集が可能ですので、一定以上の品質が担保されます。
「Sanwa iTos(Instruction text Translation Order System)」は、Sanwa iTrexと連携した翻訳管理システムです。
翻訳手配、翻訳データ変換、翻訳確認をシステム化することで、多言語編集のリードタイムを半減でき、またシステム検査により「コストダウン」と「品質アップ」の両方を実現できます。
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翻訳メモリーの自動生成・更新機能により、翻訳管理工数を軽減
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手作業によるコピペレスにより、編集ミスを排除
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言語チェック機能により「他の言語が混入」を排除
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50項目以上の検査機能により、翻訳者のケアレスミスを排除
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簡単操作で用語の揺れを排除
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機械翻訳との連動により翻訳費用をコスト削減
一般のDTP編集ソフトでは
現地法人の確認結果などをDTPデータに直接テキスト修正した際に、翻訳メモリーメンテナンス作業を怠ると、次回翻訳時に流用されたテキストが間違った翻訳になることがあります。
Sanwa iTosでは
多言語データベースから最新の翻訳メモリーを出力でき、メンテナンス漏れがなくなります。
一般のDTP編集ソフトでは
IDMLデータなどをTRADOSなどの翻訳支援ツールで翻訳し、DTPデータへ変換後にレイアウト調整を行います。
追加翻訳や変更翻訳時には、DTPのレイアウト調整が元に戻らないように、DTP編集は手作業になります。
Sanwa iTosでは
変更されたテキストのみを抽出し、翻訳データを正しくデータベースに登録するので、コピペミスが無くなります。
一般のDTP編集ソフトでは
翻訳データを手作業でコピペするので、稀に言語混入が発生します。
Sanwa iTosでは
データベース登録時に翻訳データに埋めこまれた言語記号とデータベースの言語を照合することで、言語混入が無くなります。
一般の翻訳支援ツールでは
翻訳者に委ねた検査のため、稀に数値のミスなど単純ミスが発生します。
Sanwa iTosでは
iTosの検査機能は、TRADOSなどの翻訳支援ツールの検査機能に比べて不良個所が限定され、不良の発見精度が向上します。
当社システムは検査機能を実行しないと、翻訳データをデータベースに登録できない仕様のため検査漏れがあり得ません。
一般の翻訳支援ツールでは
翻訳支援ツールの用語統一チェック機能は、単語統一漏れ箇所の限定精度が低く、訳者に負担がかかり用語の統一漏れが発生しやすくなります。
Sanwa iTosでは
用語集エクセルを簡単にデータベース登録できます。
用語データベースは辞書連動しているので、単数形/複数形対応、形容詞語尾変化、格変化対応、エリジオンなどの発音対応など正しい文法で単語置換を実現できます。
API連携したGoogle機械翻訳やDeepL機械翻訳を使用して、翻訳工程を自動化できます。
機械翻訳データをエクセルデータでエキスポート・インポートして、ポストエディット対応できます。